白蓮と伝ネム

第45回北九州芸術祭参加・劇団青春座190回公演

 橋本和子・作 井生定巳・演出 佐藤鈴子・制作

日時

2003年11月8日(土) 

①13時30分開演 ②18時30分開演

・2003年11月9日(日) 

①13時30分開演 

 

会場  

北九州芸術劇場 中劇場

(リバーウォーク北九州6F)

 

入場料 ※全自由席

一般 前売り3,000円 

   当日3,500円 
学生(大学生以下)2,000円 

       当日2,500円

筑紫の女王、柳原白蓮と炭坑王、伊藤伝右衛門との葛藤を描く

「私はお金に縛られた人形じゃない!!」

「ええか、二度と燁子(白蓮)の名を口にするな!!」

華族の家に生まれ、愛と恋を詠い歌壇に光り輝いた筑紫の女王・柳原白蓮。

魚の行商から身を起こし、九州の炭坑王となった伊藤伝右衛門(伝ネム)。

愛そうとして愛し得なかった男と女の十年のせめぎ合い。

新聞紙上への白蓮の公開離縁状。伝右衛門の反駁が火花をちらす。

大正十年十月、男と女はそれぞれの道を歩み始める。

 

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役者紹介 

芝居人生を賭ける二人

荒木喜三太(伊藤伝右衛門

昭和59年、九州厚生年金会館の「滝廉太郎」が初舞台。最初のセリフはたった一言“ブラボー”。

「磐井の乱」で華開き「人生の並木路」の古賀福太郎役でファンを唸らせ「清盛炎上」の西行役で役者の神髄をつかむ。 以後「時の贈りもの」「山頭火の妻」「宵待草」「キネマの天地」「智恵子抄」と数々の主役をこなす。

「オイディプース王」は過去4回演じ、他の追随を許さない。

努力に勝る天才なし。芝居に対する求道者の如き姿勢は他の模範となる。

伊藤伝右衛門は、母校嘉穂東高校の創設者で、格別の思いで新しい伝右衛門像に挑む。

 

吉嶺薫(柳原白蓮)

平成7年「大友宗麟」の女中役でデビュー。

硬軟両様の役ををこなし「宵待草」のたまき「青春オッペケぺー」の貞奴、「キネマの天地」の徳川駒子、「嵐の向こう」や「幕末長崎花一輪」の母親役など、着物を着こなせる貴重な女優として着実に成長してきた。 課題のセリフも、地道な努力で力が出てきた。

大正の大スキャンダル柳原白蓮に真っ向から挑み、従来の白蓮像を覆す。

ラストのセリフ「この所永久の住処にあらざれば、とく行かんいざ天のあなたへ」。要テェックです。

 

白蓮サロンの人達

 

左から

上西昭南(久保猪之吉)

子どもの付き添いが、いつのまにか本人が舞台へ。

「山頭火の妻」の木村緑平は秀逸。端正さに加え洒脱さが出れば。

 

古田美佐代(久保より江)

子育てが一段落して、待ってた待ってた初舞台。

久保猪之吉と白蓮の仲に気づきながらも、妻の座を演じる可愛さと強さ。

 

木暮順子(野田茂重子)

裏方への絶大な信頼がある。仕事に区切りがつき本格的に役者デビュー? 信じる所に一直線。歌人の風格がどこまででるか。

 

加藤和之(野田勇)

「小倉城の女たち」で初舞台。 各種の講座に参加して役者を磨いてきた。寡黙な中に信念がある。水を得た場所と役で軽さをどう表現するか。

 

瓜生紀美子(沢口有喜子)

昭和38年入団。青春座の生き字引。 若い頃からダンスを習い、今でも足が頭まで上がる?声の良さが逆にマイナスになるときがある。

「青木繁」の姉・つる子役は絶品。

 

華族の世界

左から

井生玲子(白蓮の兄嫁・柳原はな子)

数々の舞台を経験し、今回青春座初登場。 メリハリの効いたセリフ回しと感性の鋭さは努力か天性か。 北九州の演劇シーンを変えるか?

 

江口之章(白蓮の兄・柳原義光)

昭和38年入団以来、青春座の王道を歩む。

純で正直で真っ直ぐで、いまだ子どもの心を持つ。 「大友宗麟」の宗麟で主役を演じるが、何と行っても「無法松の一生」の車夫。

 

加納三代(白蓮の姪・柳原徳子)

一般公募から初参加。

舞台の発声とメディアの仕事で使う言葉のギャップにとまどいながら、正確な言葉を活かし、おきゃんな少女から、若妻までをキュートに演じます。

 

甲斐裕子(九条武子)

昭和59年「荒城の月」で瀧廉太郎の妹役で初舞台。

「たんぽぽの詩」の向野先生、「どんな・がらしあ」のマリア、「さよなら、あなた」の弁護士、「宵待草」の彦乃、「キネマの天地」の滝沢菊江、「舞姫異聞」のエリス、「白秋を棄てた女」の江口章子などをキレの良いセリフと正確な演技でこなしてきた。

 

伊藤家の子ども達

城 みわ(伝右衛門の妹・初枝)

「小倉城の女たち」で初舞台。ピュアな乙女心をどう表現できるか。

 

岩城 秀明(伝右衛門の養子・金次)

九州歯科大の学生だが、明治大学の学生を演じます。

 

中北 慎太郎(伝右衛門の養子・八郎)

日明小学校5年。新しい母親に複雑な気持を持ってます。

 

森 彩華(伝右衛門の娘・静子)

中学校1年。「趣味は笑うこと」とは本人の弁。

 

女中達(左から) 荒木 咲子、青 みはる、鷹取 美帆、森元 愛 目立たないが、正確な動きと、生活感が要求される大事な役です。

 

左:小林弘(得能通要)

昭和49年「藪の中」を見て入団。三交代の勤務をこなしながら、役者、裏方を着実にこなす。「清盛炎上」で平清盛をエネルギッシュに演じた。得能の鹿児島弁があまりにうまく、演出からもっと分かりやすくと逆注文有り。スタッフの要でもある。

 

中:榎本満秀(赤間喜之助)

昭和58年、スナックでの誕生祝いの席で声をかけられ入団以来「人生の並木路」の古賀政男、「天草四郎」、「舞姫異聞」の森鴎外、「青春オッペケぺー」の川上音二郎、「小倉城の女たち」の小笠原忠真などを演じた。

 

右:馬淵理麻(女中頭サキ)

平成8年「影を慕いて」のカフェーの女で初舞台。「宮城野」、「宵待草」のお葉、「キネマの天地」の田中小春、「幕末長崎花一輪」の大浦屋お慶、「小倉城の女たち」の藤など、着実に演技の幅を拡げてきた。今回は脇を押さえる役に挑戦。

 

出演者54人が勢揃い

本番間近になって、険しい顔は演出だけ。

「お前ら何でそんなに楽しいんか~~~」

三ヶ月間、一緒に汗を流してきた仲間達です。

北九州芸術劇場中劇場でお待ちします。